日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2024.03.03

4.「ペット同行避難について」区の方針と異なり全ての避難所ではペットを受け入れていない!?実際どこで同行避難ができるの?現状課題が浮き彫りに!

【令和5年11月第4回定例会 一般質問】

4.「ペット同行避難について」(質問数2+再質問2+要望1)

第4回定例会最後のテーマとして、ペット同行避難について伺いました。
世田谷区でペット防災に携わる方にヒアリングを行ったところ、実際にペットを受け入れる避難所はそう多くないのではないかということが分かりました。世田谷区は基本的に全ての避難所でペットを受け入れる方針でありながらこの現状のままではおかしいと思い追及致しました。防災というのは有事が起こってからでは間に合いません。区の認識を伺い、ペット同行避難所の数が限られている理由や、その背景にある課題についても伺いました。

また、現状のペット受け入れ可能の避難所がどこにあるかということを避難所一覧や、昨年令和5年9月に開設されたWebサイト、「せたがや防災ポータル」に明記をして頂きたいと考え、見解を伺いました。
今の状態ですと区民はペットと共にどこの避難所に逃げていいのかが分かりません。常に区民目線で情報発信に取り組んでいただきたいと改めて感じ、今後区として避難所におけるペット受け入れに向けての施策を講じていくべきと指摘しました。

区の答弁として
世田谷区の指定避難所は基本的にペットを受け入れますが、昨年度時点で全避難所95箇所中、75箇所の避難所で検討が終了しています。(これは検討のみで実際受け入れるかどうかはまた別)
各避難所のペット受け入れについて具体的な検討を支援し、防災ポータルサイトなどで情報発信も検討致します。
区は防災情報システムを活用した情報発信を検討し、受入可否の掲載については運営委員会の状況を考慮します。

 

《再質問&再々質問》

これに続き実際にペット受け入れ可能の避難所はいくつあるかということについて、再質問と再々質問にて詳しく質疑をしております。

再質問では
避難所95箇所のうち、ペット受け入れを検討した75箇所に対して、実際にペットを受け入れる体制が整っているのは何割か伺いました。
また、受け入れの検討もまだ行っていない残りの20か所については来年度までにペット受け入れの検討を終えるよう要望致しました。

再々質問では
再質問の回答で受け入れを検討した75か所のうちペット受け入れ場所が決まっているのが63箇所ということが分かりました。
区が全ての避難所でペットを受け入れる方針を掲げているにも関わらず、実際の受け入れ率が66%である現状は災害時に混乱や危険を招く可能性があることを指摘致しました。この状況を考慮し、受け入れ可能な避難所を公式ホームページで明確にする必要があると述べました。

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今回の質問にてペット受け入れ可能の避難所の現状は66%だったことが分かりました…。
場所が公開されていないのでどこに行けば良いか分からないのも課題の一つです。しっかり取り組む場所は取り組み、その情報が区民に届いていれば問題ないと思うのですが、避難所によって分けるということはどうやら区の方針とは違うみたいです。それならば全ての避難所がペットが受け入れられる体制が整うよう、今後も引き続き取り組んでまいります。

  • 「4.ペット同行避難について」若林りさ一般質問【世田谷区議会 令和5年第4回定例会】

  • さらに追及!ペット同行避難についての再質問&再々質問!若林りさ一般質問【世田谷区議会 令和5年第4回定例会】