日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2026.03.12

4. 両親学級の定員拡充・全地域開催を実現、犬のペットマナー啓発動画も前進へ【令和8年予算特別委員会】

【令和8年3月第1回定例会 予算特別委員会】福祉保健質疑

. 両親学級を全地域へ拡大、犬のペットマナー啓発動画も実現へ(質問数4)【福祉保健】

*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。

<質問全文>

予算(福祉)

若林りさ 委員 日本維新の会の福祉保健領域の質疑を始めます。
まず、両親学級の定員及び開催回数の拡充進捗について伺います。
両親学級は出産や子育てに向けて父母が共に知識を得るとともに、同じ時期に出産を迎える家庭同士が交流する機会としても重要な取組です。一方で、特に休日開催については予約が取りにくく、希望する時期に参加できないという声が区民から寄せられていました。そのため、私は以前の一般質問において、開催場所の拡充や定員の増加など受講機会の拡大を要望してきたところです。
そこで伺いますが、その後の進捗として、開催回数、定員数、参加者数が以前と比べてどの程度増加したのか、具体的にお示しください。また、当時指摘した希望する時期に受講できないという状況について、現在どの程度改善されているのか、成果ベースで区の認識を伺います。さらに、今後どのような拡充を検討しているのか併せて伺います。

◎真鍋 健康推進課長 区で実施しています両親学級の各回の定員ですが、令和六年度で平日十組、休日二十組としていましたが、委員御指摘のとおり、特に休日開催については応募者も多く予約が取りづらいという状況が生じていましたので、今年度から平日の一部を十五組、休日を全て二十五組とし、年間五百二十五組の定員拡充を図ったところです。
開催回数に変更はございませんけれども、この定員増により、参加組数は令和六年度より百八十組程度増える見込みとなってございます。また、区民が希望する月に受講できなかった組数ですけれども、令和六年度は月百組程度おりましたけれども、現在十組以下となってございまして、おおむね区民が希望した時期に参加していただけていると捉えてございます。
こうした状況を踏まえ、令和八年度については今年度と同規模での実施を予定してございます。

若林りさ 委員 定員を年間五百二十五組拡充し、待機が月百組から十組以下へと大幅に改善されたことは着実な前進として評価します。一方で、両親学級については以前から開催場所に地域偏在があるのではないかという点も指摘してきました。
そこで開催地域について伺います。区内は五つの地域で構成されていますが、これまで休日の対面講座が実施されていない地域があり、開催地域に偏りがある状況でした。区内のどの地域に住んでいても参加しやすい環境を整えることが重要であると考えます。現在の休日講座の開催地域の状況と地域偏在の解消に向けた取組の進捗、そして来年度の拡充状況について、区の考えをお示しください。

◎真鍋 健康推進課長 区では、両親学級を知識の習得、パートナーの協力による出産、子育て環境の支援などといったこととともに、地域に密着した子育て支援情報の提供ですとか、近隣の方との相互交流の機会の場として重要な事業であると位置づけてございます。こうしたことから、休日の対面講座の開催場所について、令和五年度の二地域、令和六年度の三地域から、今年度玉川地域を加えまして四地域で行っております。来年度につきましては開催場所に烏山地域を加えまして、全五地域で実施する予定でございます。

若林りさ 委員 来年度から烏山地域も加えた全五地域での実施を予定しているとのことで、区内どこに住んでいても参加しやすい環境が整うことになります。以前から指摘してきた課題の解消につながる取組であり、予定どおり実施されることを期待します。今後も区民のニーズを踏まえながら、両親学級の受講機会の確保に引き続き取り組んでいただくことを求めます。
続きまして、テーマを変えまして、犬の飼育マナーについて伺います。区民の日常生活にも直接関わる問題ですので、現状の実態からまず確認させてください。
区には、犬の鳴き声、糞尿、放し飼い、咬傷事故など犬に関する様々な苦情や相談が寄せられているものと認識しています。まず、現在区に寄せられている犬に関する苦情について、主な内容と件数についてお示しください。あわせて、犬の咬傷事故について、直近三か年の件数の推移と増減傾向、事故原因の主な内訳についても伺います。

◎中塩屋 生活保健課長 令和六年度に区に寄せられた犬に関する苦情は、鳴き声に関することが九十一件、排せつ物に関することが八十二件、放し飼いに関することが十五件、その他、悪臭やリードの不適切な使用に関することなどが五十六件ございました。
区内における犬の咬傷事故件数は、令和五年度が三十四件、令和六年度が三十三件、今年度が十二月末時点で三十八件となっており、横ばいから増加傾向にあります。事故の原因としては、およそ半数が通行中であり、続いて犬に触れようとしたときでございます。また、最近では被害者が配達、訪問の際の事故も増えつつあります。

若林りさ 委員 咬傷事故が横ばいから増加傾向にあること、また配達や訪問時といった新たな場面での事故も増えていることが明らかになりました。事故原因の半数がいわゆる通りがかりの事故であり、通行中の方が巻き込まれるケースも多いということです。こうした状況を踏まえると、飼い主への指導だけでなく、より広く届きやすい形での啓発が必要です。
犬の糞尿問題や咬傷事故の背景には飼い主の知識不足や意識の不足が少なくないと考えます。また、地域住民側も犬との適切な接し方を知らないことでトラブルや事故につながる面もあります。さらに、日頃の適切な飼育マナーやしつけは、災害時など非常時にも周囲と安全に過ごすための基礎となるものです。
こうした観点から、ペットマナーや事故防止について、短時間で分かりやすく伝える啓発動画を作成し、区公式SNSやユーチューブで発信すること、また、犬の登録時の案内や狂犬病予防接種の通知など、飼い主に確実に情報が届く機会を活用することが有効と考えます。区として、犬の飼育マナーや事故防止について今後どのような情報発信、啓発の取組を進めていく考えか伺います。

◎中塩屋 生活保健課長 委員の御提案にある短時間の動画による啓発は、主に忙しい方や若い方をターゲットにした効果的な手法であると認識しております。ペットマナーや事故発生時の対応のほか、ペット防災や飼い主の急病への準備といった飼い主の方にお伝えしたい内容が多数ございますので、優先度の高いテーマを検討、選定し、来年度試行的に啓発動画を作成する予定です。作成した動画は、区ホームページや各種通知での御案内のほか、区が実施するセミナー等での上映、寄附金を活用した団体による講習会、学習会等での活用もお願いしたいと考えております。

若林りさ 委員 来年度試行的に啓発動画を作成するとのことで、前向きな取組として期待します。事故が増加傾向にある中、動画の内容や届け方が実効性を左右します。飼い主だけでなく、子ども等を含む地域住民全体にリーチできるよう発信の工夫を重ねていただくことを求めまして、私からの質問を終わります。

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《まとめ》

【両親学級を全地域へ拡大、犬のペットマナー啓発動画も実現へ】

両親学級について、休日は予約が取りにくく、開催地域にも偏りがある課題を以前から指摘し、定員と開催場所の拡充を求めてきました。

その結果、今年度は年間定員が525組増え、希望する月に参加できない家庭は月約100組から10組以下へ大幅に減少しました。休日の対面講座も、来年度から烏山地域を加え、区内全5地域で開催される予定です。

また、犬の鳴き声やふん尿、放し飼いなどのペットマナーに関する苦情や、増加傾向にある咬傷事故の実態を確認しました。飼い主だけでなく地域住民にも分かりやすく伝わるよう、犬のペットマナーや事故防止、ペット防災などを扱う短時間の啓発動画を提案したところ、区から来年度に試行的に作成し、区ホームページや各種通知、講習会などで活用する方針が示されました。

 

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