日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2025.05.11

4.「地域猫対策、補助金は倍増!今後の展望は?いまだに申請が紙と郵送対応のため電子申請化も進めよ!」【令和6年決算特別委員会】

【令和610月第3回定例会 決算特別委員会】

.「地域猫対策について」【福祉保健領域】(質問数1+要望1)

*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。

<質問全文>

若林りさ 委員 初めに、地域猫対策について伺います。
令和5年度の決算特別委員会において、地域猫の去勢・不妊手術の助成金増加に対しての質問をし、今年度から増額が実現しました。具体的な数字は、オスの去勢費用を5000円から1万円、メスの不妊手術費用を1万円から2万円に倍増させると想定予算額は250万円となりました。つまり、令和4年度の予算額であった125万円を倍増させることで地域猫の不妊・去勢手術の実質的な無償化が実現できると提案し、無事に今年度、予算に計上されました。飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の補助金の増額がされたことは、平成19年から16年間変わらなかった施策が改善され、非常に大きな一歩だと考えます。
そこで、現在の地域猫対策の状況と今年度の助成金の実績、そして、今後の展望についてお聞かせください。

◎清水 世田谷保健所副所長 区は、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を施し、定期的なえさやりやトイレの管理などの一定のルールの下、地域の理解を得ながら適切に管理を行い、飼い主のいない猫の数を減らし、地域全体で共生社会の構築を目指す地域ねこ活動を推進しております。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用の補助の実績は、令和4年度は105件、5年度は77件でした。件数減少の主な要因の一つには、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術をするなど、猫を増やさないようにする活動が広がってきたことが考えられます。
減少傾向にはあるものの、飼い主のいない猫が一定数いる状況は続いており、区は対策の一層の推進を目途に、令和6年度予算におきまして、ふるさと納税を活用し、本補助金について、これまでの金額の倍となるオス1万円、メス2万円に増額をいたしました。増額につきましては、東京都獣医師会に所属する区内の動物病院に周知を行うとともに、「区のおしらせ」、ホームページにも掲載をいたしました。なお、令和6年4月から6月の四半期時点では20件の補助金を交付しております。
次年度につきましては、これまでの推移等を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。

若林りさ 委員 現状が四半期時点で20件だということですので、単純計算で言えば、昨年度から比較すると若干の増になる見込みとなりますが、予算の範囲内に収まるのではないかと想定されます。
この地域ねこ活動は、今までボランティアの方々に行動面、金銭面でも頼り切りの活動であり、行政が支援する必要性があるものです。この活動は長期間続けてこそ効果が現れるもので、減少傾向が見られたからといって助成金を削減したり、期間限定の取組にしてしまうと元に戻ってしまい、効果は得られません。今後も適切な金額でボランティアの方々を支え、継続した取組をお願いしたいと思います。
また、こちらの補助金の申請なんですが、いまだに紙で郵送、もしくは持参でしか受け付けていないという状況ですので、手続が非常に不便だとも伺っております。せめて電子申請が可能となるよう、迅速な対応を要望いたします。今後も新たな課題や改善策について、引き続き質問してまいります。

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《まとめ》

令和5年度の決算特別委員会において、地域猫(飼い主のいない猫)の去勢・不妊手術の助成金の増額を提案し、今年度から実現しました。オスは1万円、メスは2万円へと金額が倍になり、予算も125万円から250万円に増えました。これにより、実質的な手術費用の無償化が進みました。

令和5年度の手術補助実績は77件で、四半期時点では20件の申請があり、今後も増加が見込まれます。猫の数は減少傾向にありますが、まだ一定数存在しており、活動の継続が重要です。

この地域猫活動は、ボランティアの努力に支えられています。助成金を一時的なものにせず、今後も適切な支援を続けることを求めました。

さらに、現在紙での郵送や持参のみで行われている補助金申請について、電子申請への対応を早急に進めるよう要望しました。

今後も、より良い地域猫対策のため、課題の指摘と提案を続けていきます。

<実現!>→地域猫の補助金申請を迅速にオンライン化! 皆様から多くの要望をいただいていた地域猫の不妊・去勢手術補助金申請の電子申請化が実現しました。(令和6年12月25日より開始)

  • 4.「地域猫対策、補助金は倍増!今後の展望は?いまだに申請が紙と郵送対応のため、電子申請化も早期に進めよ!」【令和6年決算特別委員会】