日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2026.06.12

2.もし飼い主に何かあったら、ペットはどうなる?「ペットの終活を通じた飼い主不在時の備えと啓発について」【令和8年第2回定例会一般質問】

【令和8年6月第2回定例会一般質問】

2.「ペットの終活を通じた飼い主不在時の備えと啓発について」(質問数2)

*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。

<質問全文>

動物施策について、ペットの終活を通じた飼い主不在時にペットが取り残される社会課題への備えという観点から伺います。

高齢化や単身世帯の増加に伴い、飼い主の急な入院、施設入所、あるいは死亡などによって残されたペットが行き場を失うという課題があります。引取り先や飼育情報が整理されていなければ、親族や支援者、行政、動物愛護団体等に大きな負担が生じるだけでなく、ペットの命や暮らしにも深刻な影響を及ぼします。

区は、飼い主にもしものことがあった際に、残されたペットが行き場を失うという社会課題について、どのような認識をお持ちか伺います。その上で、区はペット安心連絡メモを作成していますが、大切なのは作って終わりにせず、必要とする方の手元に届き、実際の備えにつながることです。

台東区では、ペットの終活ノートを作成し取組を進めており、千代田区も、飼い主のもしもの備えに関する啓発を行っています。世田谷区においても、本年度開設される終活支援センターの取組の中で、ペットの名前、性格、病歴、かかりつけの動物病院、食事、預け先、緊急連絡先などを整理できる終活ノートや啓発資料をより広く区民に届く形で整え周知すべきと考えますが、区の見解を伺います。

なお、終活支援センターの専門機関との連携に当たっては、動物病院、動物愛護団体、ペットに関するNPOなど、動物関係の専門機関も必要に応じて連携先に含めていただきたいと要望いたします。
終活ノートは元気なうちに準備することが重要ですが、自分自身の終活にはいきなり踏み出しにくい面もあります。その点、ペットのための終活ノートは、自分の死に備えるというよりも、大切なペットを守るために備えるという受け止めができ、比較的取り組みやすく、本人自身の終活意識にもつながる可能性があります。

そこで伺います。終活支援センターをはじめ、保健所、動物関係部署、地域包括支援センター等が連携し、ペットと暮らす高齢者や単身世帯、また将来に備えたい区民に対して、ペットの終活に関する資料や啓発が確実に届く仕組みをつくるべきと考えますが、区の見解を伺いまして、壇上からの質問を終わります。

→《区の答弁》

○向山世田谷保健所長 私からの最後でございますが、ペットの終活と終活支援センターの事業連携についてお答え申し上げます。

保健所では、既にお話がございましたような、飼い主の不測の事態に備えるペット安心連絡メモをホームページに掲載し、保健所、動物病院、あんしんすこやかセンター等で配布しております。今後、人の終活の側面からペットのことを考えていただけるよう、保健所と保健福祉政策部とが連携し、エンディングノートをホームページで紹介するほか、案内チラシを保健所で配布、掲示して、より一層、終生飼養、緊急時の預け先の確保等について啓発を進めてまいります。

私からは以上です。

○山戸保健福祉政策部長 私からは、ペットの情報を整理できる終活ノートや啓発資料について御答弁いたします。

高齢化の進展や単身世帯の増加に伴い、飼い主不在時のペットの行き場確保は課題であると認識しております。区では、終活に関するエンディングノートを作成し無料配布を予定しており、ペットの情報や預け先、相談先を整理できる内容としております。今後は、七月に開設する世田谷区終活支援センターにおける相談や講座、広報などを通じて、区民への周知を図ってまいります。

以上です。

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《まとめ》

【大切なペットを取り残さないための「ペットの終活」支援を】

高齢化や単身世帯の増加に伴い、飼い主の急な入院や施設入所、死亡によって、残されたペットが行き場を失うことが社会課題となっています。
引取り先や飼育情報が整理されていなければ、ペットの命や生活に影響するだけでなく、親族や支援者、行政にも大きな負担が生じます。

そこで、ペットの性格、病歴、食事、かかりつけ動物病院、緊急時の預け先などを整理できる「ペットの終活ノート」を広く周知し、終活支援センター、保健所、あんしんすこやかセンター、動物病院、動物愛護団体などが連携して、必要な方へ確実に情報を届ける仕組みを求めました。

区は、飼い主不在時のペットの行き場確保を課題と認識し、ペットの情報や預け先を記載できるエンディングノートを無料配布すると答弁しました。さらに、終活支援センターの相談や講座、広報を通じて、緊急時の預け先確保や終生飼養の啓発を進める方針が示されました。


【実現へ】
そしてこの質問を受け、保健所と今年度開設の終活支援センターが連携して啓発を進めることとなり、ペットについての内容も掲載されていることを知らせる啓発チラシも新たに作成され、生活保健課での配布が始まることになりました。

議会での提案が、実際の区の取組として一歩前に進んだことを嬉しく思います。

大切なペットを守るための備えを、飼い主自身の終活を考えるきっかけにもつなげていきます。

  • 【知らないと後悔】もし飼い主に何かあったら、ペットはどうなる?「ペットの終活」|世田谷区議会・若林りさ