My Assembly Work
2026.03.27
*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。
◆十一番(若林りさ 議員) 令和八年度世田谷区一般会計予算案外三件について意見を申し上げます。
まず、〝ずっと、世田谷。〟定住応援事業、住み替え応援事業に係る予算の組替え動議については、制度設計や効果検証の点に課題が大きく、このままの形では十分な政策効果が見込みにくいと考え、見直しを求める立場から賛成いたしました。その上で、全体としては必要な施策が含まれていることから、今後の見直しと改善を前提に、本予算案に賛成の立場といたします。
予算審議においては、両親学級の定員拡充や全地域での実施、DV・ストーカー対策における被害者支援と加害者更生の位置づけなど、これまでの指摘を踏まえた前進は評価いたします。また、自転車盗難対策や駐輪場の利便性向上、学校事故データに基づく安全対策、行政DXにおけるオンラインカバー率の目標達成についても着実な推進を求めます。
最後に、〝ずっと、世田谷。〟事業について申し上げます。
現役世代を応援し、子育て世帯を支える施策そのものには強く賛同しており、その方向性は極めて重要であると考えています。しかし、〝ずっと、世田谷。〟という名称で、定住促進を意図として掲げる以上、現状の施策内容は、その目的と一致しているとは言い難い状況です。約三億円もの財源を投入するのであれば、定住支援策として、定住につながる制度設計とすべきです。
現在のように住宅取得時に一括で現金とポイント約四十万円相当を交付する設計では定住支援としての効果が十分に発揮されにくく、一時的な給付、いわゆるばらまきと受け止められかねないとの指摘もあります。多くの世帯は、住宅ローン減税の適用期間中は居住を継続し、その終了時期に住み替えや転出を検討する傾向があるとされています。この実態を踏まえると、初期の給付は転出抑制に直結しにくい可能性があります。
実効性を高めるためには、住宅ローン減税の適用終了後といった行動の転換点に合わせた支援や、居住継続と連動した給付設計とすることが有効であると考えます。また、本事業は五年間の実施とされていることから、一括ではなく、複数年に分けた給付とすることで、継続的な定住を促す仕組みとすることが望ましいと考えます。あわせて、住宅購入を中心とした設計については、賃貸居住者との公平性や地域への定着の観点からも、対象や手法を含めた見直しも重要です。
〝ずっと、世田谷。〟という言葉を実感あるものにするためにも、本事業については、効果検証を前提に、柔軟に改善を図ることを求めます。
以上を申し上げ、本予算案に対する意見といたします。
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《まとめ》
【令和8年度予算案に賛成、定住支援事業は制度改善を要求】
令和8年度予算案には、必要な施策が盛り込まれていることから賛成しました。
両親学級の拡充、DV・ストーカー対策、自転車盗難対策、学校の安全対策、行政DXの推進など、これまで求めてきた取組の前進を評価します。
一方、「ずっと、世田谷。」事業は、住宅購入時の一括給付だけでは定住促進の効果が不十分です。約3億円を投じる以上、居住年数に応じた分割給付や賃貸世帯への支援も含め、区民が長く住み続けられる制度への改善を求めました。
【世田谷区議会】日本維新の会 意見開陳 #若林りさ #世田谷区議会 #世田谷区議会議員 #予算特別委員会 #令和8年