日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2024.02.29

1.「乳がん検診について」身近な友人の死を通して訴えたい。女性の健康を守るため!受診率向上、早期発見を!

【令和5年11月第4回定例会 一般質問】

1.「乳がん検診について」(質問数4)

はじめに乳がん検診の取り組みについて、伺いました。
政治塾で仲良くしていた私の友人が30代で乳がんになり、発見した時にはステージ4。治療の手立てはなく、残念ながら昨年6月に亡くなられました。私の初の一般質問をとても楽しみにしてくれていた矢先の訃報でしたので、この質問を通して癌の早期発見をすることがどれだけ大切かを訴えたく、この質問を作成しました。
20代から30代のがん患者の約80%が女性であり、その中でも最も罹患率が高いのが乳がんということから、早期の検診が非常に重要であると言えます。

世田谷区内では40~69歳を対象とした検診事業が行われ、令和4年度は26.6%の受診率だと伺っております。政府は今年3月に受診率の目標値を60%へ引き上げたことからも、今後、さらなる受診率の向上を目指すため、具体的には、区内の企業や団体と連携した啓発活動や、勤務時間内の検診受診を推進するなどの新たな取り組みも重要となっていくと考えます。

女性の健康全般をサポートするため、乳がん以外の婦人科系の検診を一度の来院で受けられる機会やオプションを提供する計画や、働く女性が検診を受けにくい環境を改善するため、デジタル技術を活用したオンラインでの検診予約や結果確認の取り組みについて、区の意見や方針を伺いました。

現在乳がん検査を全額自己負担で受ける場合は検査費に加え診察料や初診料が加わり、総額約2万-3万円もの費用がかかることからも手軽に受けるにはハードルが高いことが問題の一つであると考えています。
大阪市のように、30歳からのエコーによる乳がん検診を1,000円の負担で実施している取り組みは先進的であるため、世田谷区でも、区独自事業として乳がん検診のうち、エコー検査の30代への拡大を検討できないか、見解を伺いました。

《区の答弁》
区では、企業での健康診断やがん検診の状況を把握していないことを課題とし、職域での取り組みを共有し、がん検診の受診を促進したいと考えています。複数のがん検診に関しては、将来は、希望に基づいた検診の選択を促進するため、地区医師会と協議し、取り組みを強化する予定です。
また区のがん検診の勧奨方法やアクセスに関する課題に対応するため、新しいシステムの調達に合わせて受診勧奨システムを再構築することが検討されています。
エコー検査は推奨されていないため、導入はしていませんが、国の動向を注視し、必要に応じて迅速に対応します。

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現在の課題と改善点を把握してくれており、前向きな回答を得られました。課長はこちらのエピソードを聞き、思いが伝わって頂けたようで嬉しかったです。

  • 「1.乳がん検診について」若林りさ一般質問【世田谷区議会 令和5年11月第4回定例会】