Action-2
2023.01.01
委員会の視察にて北海道の旭川市に伺い、その際に学び最も印象的だったこと取り上げ、質問作成を致しました。
旭川市は「デザイン都市」としてもまちづくりを行っており、この点世田谷区も大いに参考にするべきと考えました。
デザインとは単に見た目の「色・物・形」だけを表すのではなく「アイディアを考える」、「課題解決のために設計」、「創造的な計画」の意味も持ちます。
デザイン思考とは、「ユーザー視点に立ち、相手に共感を深く持つことでその奥にあるニーズを顕在化させ、新しい価値を設計し、実現する思考プロセス」のことです。海外の成功している企業、(特にシリコンバレー発のスタートアップ企業など:Apple、Google、Uber、Airbnb等々)が多く取り入れている手法の一つとして注目されています。
近年、政府はデジタルガバメント実行計画に基づき「サービスデザイン思考」の導入を推進しており、自治体では滋賀県や福井県、横浜市などでもデザイン思考を実践する組織を立ち上げ、取り組みを進めています。
なぜ私が今回デザイン思考について取り上げたかというと今後区が様々な施策を展開していく上で、第一に区民の目線に立ってまちづくりを行い、問題の再発見と課題解決により区民に寄り添う満足度の高い行政の創出ができると考えたからです。
デザイン思考という制度化された新しいシステムをあまねく職員が取り入れ、未来の世田谷区が持続可能で魅力的なまちづくりを進めていける人材育成に力を注いでいただくことを要望いたしました。
《区の答弁》(動画では載せておりません)
ご指摘のデザイン思考について、区民の視点を重視したまちづくりは非常に重要であるとし、今後も参加と協働を区政運営の基盤として、区民の視点に立ったサービスデザインの考え方を取り入れながら、重点政策で掲げる安全で魅力的な街の実現に向け、都市整備部門や経済産業部門をはじめとすつ関係部署が連携し、分野横断的に取り組みを進めてまいります。
============
デザイン思考は知れば知るほど課題解決において効果的であり、民間、行政ともに必要なスキルだと考えているので興味ある方はぜひ調べてみて下さい!デザイン思考を学びたいと大学に行く社会人の方もいると最近伺いました。デザイン思考を取り入れた人材育成について、より具体的に検討して頂くよう、更に深掘りしながら引き続き質問をしたいと考えています。
「3.魅力あるまちづくりについて」若林りさ一般質問【令和5年9月世田谷区議会 本会議】