Action-2
2023.12.29
次に決算資料より、指定喫煙場所設置費補助制度について伺いました。
閉鎖型喫煙所の設置は、区民の健康を守るために必要不可欠です。
令和4年度の指定喫煙場所設置費補助制度のコンテナ型の助成数、また目標数と比較して、その達成状況はどうだったのか伺いました。
年間目標件数が2件に対し、補助制度を活用した民間喫煙場所整備の事例は三軒茶屋駅周辺で1件のみでした。こちらはコンテナ型ではありませんが煙が漏れにくいといった点ではコンテナ型と同等の機能をもった喫煙場所だそうです。
年間目標2件に対して1件という結果は区の広さに鑑みると、進んでいないというのが正直なところですし、コンテナ型喫煙所の設置に向けての取り組みを積極的に進めていただくことを要望致しました。
一方で、駅前などの要望の多い場所にコンテナ型喫煙所を設置するにあたり、場所の確保が大きな課題となっています。この点について、鉄道事業者との協議会を設置し、解決に向けた取り組みをしていただけないかと伺ったところ、下北沢で鉄道事業者との協議を行ったことで設置が円滑に進んだことからも今後設置場所の確保に協力していただけるように取り組んでいくと、前向きな答弁を頂きました!
喫煙所がネガティブな印象があり普及が進んでいないということから、別の機能を追加する提案が必要と考えました。
例えば防災機能を付けることや、場所を提供する側や利用者双方にもメリットを与えられるような広告機能を追加することを提案いたしました。それにより、区独自のお知らせなどを情報掲示していただくような広報機能としても活用が期待できます。
これらの機能追加についてお伺いしたところ、研究する(今はしませんという意味の行政用語)と返されてしまいました><
何か提案すると研究致しますと返されてしまうことがあるのですが、場所の確保が1番の課題と伺っているのでそれを打破するにはどうするか、ぜひ言葉通りの“研究”をしていただき、研究結果がすぐに反映されていただきたいと思いました。
多機能な閉鎖型喫煙所の設置に向けて、具体的かつ実効性のある計画を立てていただき、早急な場所の確保と閉鎖型喫煙所の早期実現を強く要望致します。
また、閉鎖型喫煙所の進化はコンテナ型だけでなく移動可能なトレーラー型もございますがそちらもぜひ考慮し、研究(文字通りの!)していただきたいと思います。
最後に本事業では、300万円の助成金が提供されるとのことですが、平成30年度から5年間で16件の実績だそうです。
普及が進んでいない状況ですので、周知・広報体制を強化し更なる閉鎖型喫煙所の普及を図ることができるよう、積極的かつ迅速な対応を要望致しまして、喫煙場所の更なる確保に向けた周知広報により一層取組んでいくとの区の答弁を頂きました。
今後も区民の皆さまからの要望を叶えるべく、閉鎖型喫煙所設置実現に向けて取り組んでまいります!
Win -Winになる新しい喫煙所へ提案!吸う人も吸わない人も喫煙所を設置する人も!【区民生活領域:令和5年10月世田谷区議会決算特別委員会】