My Assembly Work
2025.09.17
*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。
<質問全文>
最後のテーマとして、動物愛護施策の充実について伺います。
地域猫活動は、野良猫問題を地域全体で解決する重要な取組ですが、不妊・去勢手術費用や餌代、トイレの管理などボランティアの経済的、時間的負担は大きく、理解不足から地域住民とのトラブルも生じています。
そこで提案したいのが、ふるさと納税を活用した地域猫活動支援制度の創設です。持続的な地域猫活動をより推進していくために、補助制度を確立することは意義深く、効果的であると考えます。
さらに、活動の見える化も重要です。現在、地域猫活動をしている方々は、周囲から、ただの餌やりと誤解されることも少なくありません。活動団体の登録制度を設け、登録者には地域猫活動用の物品を配布してはいかがでしょうか。活動中だということが分かるエコバッグや、地域猫活動として管理していると分かるような、餌入れに貼るステッカー、トイレ管理グッズなど、実用的な物品を配布すれば、区民の理解促進とともに、区が活動実態を把握しやすくなります。
また、登録制は活動者同士の連携や情報交換を促し、地域との接点がなかった人や福祉的支援を必要とする方と地域を結ぶ効果も期待できます。
そこで伺います。ふるさと納税を活用した地域猫活動支援制度の創設と、活動グッズを併用した地域の活動団体の登録制度による見える化について、区の見解を伺いまして、壇上からの質問を終わります。
→《区の答弁》
○向山世田谷保健所長 最後に動物愛護施策二点、地域猫活動についてのお尋ねにお答え申し上げます。
地域猫活動は、地域住民が主体となって、ボランティアや動物病院、行政等と連携しながら、飼い主のいない猫を適正に管理して、住民と動物の共生と衛生環境の向上を目指す活動です。
実効ある活動とするため、様々な立場の住民の理解、合意と協力を得て、地域に根差した活動として長期に定着させることが重要です。
さらに、ボランティアとの連携協力は、活動の質や広がりの大きな推進力となっています。
加えて、地域猫活動の中で孤立や生活のしづらさを抱えた方について把握されることが多く、福祉との連携が必要な場合も少なくありません。
区はふるさと納税による寄附金を活用し、持続的な地域猫活動と地域における福祉的な課題の解決に寄与する補助制度の創設を検討してまいります。
あわせて、活動を見える化することで、理解促進や、住民にとって安心できる活動につながるものであることから、補助団体等に対する活動の見える化に資する物品の配布についても検討してまいります。
私からは以上です。
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《まとめ》
最後に、動物愛護施策の充実について質問しました。
地域猫活動は、野良猫問題の解決に欠かせない取組ですが、ボランティアの負担が大きく、理解不足から地域とのトラブルも起きています。そこで、ふるさと納税を活用した支援制度の創設と、活動を「見える化」する登録制度の導入を提案しました。
区からは、地域猫活動を支えるため、ふるさと納税を活用した補助制度の創設や、活動グッズの配布など見える化の仕組みを検討していくとの前向きな答弁がありました。
今後も、こうした仕組みが実現し、地域猫活動を支える環境が整うよう、引き続き取り組んでいきます。
地域ねこ支援制度の創設を!ふるさと納税を活用して制度を見える化!→3.「動物愛護施策の充実について」【令和7年第3回定例会一般質問】