My Assembly Work
2025.03.17
*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。
<質問全文>
次に、学校での動物飼育支援活動について質問いたします。
東京都の補助事業として実施されている動物飼育支援活動モデル事業について、現在、区内7校が指定されておりますが、実際に獣医師による飼育指導を受けているのは2校のみとお聞きしています。また、モデル校でありながら哺乳類ではなく亀のみを飼育していたり、区内最多のウサギ数を飼育している学校がモデル校ではないなど、事業の実効性に疑問があります。
この事業の実態と課題をどのように分析し、見直しを図る予定か、お聞かせください。
○近藤学務課長 本モデル事業は、学校ごとに担当獣医師を配置し、健康状態の診察や、また、児童への飼育指導などを実施しております。モデル校の中には、この事業を積極的に活用している学校もございますが、近年、モデル校も含めて全校的に哺乳類の飼育数が減少していることから、獣医師への依頼件数も減少傾向にあります。今後は、より実態に即した事業の在り方について検討してまいります。
○若林りさ委員 御説明いただきましたが、現状の取組は極めて不十分と言わざるを得ません。事業の形骸化が懸念される中、実効性のある支援体制を構築し、より多くの学校で適切な動物飼育が実現できるよう、抜本的な見直しを強く要望いたします。
以上で私からの質疑を終わります。
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《まとめ》
形だけの支援?学校動物飼育事業の実効性と課題について
本事業は、区内7校がモデル校に指定されているものの、実際に獣医師による飼育指導を受けているのは2校にとどまっており、また、亀のみを飼育する学校がモデル校となっている一方で、区内で最も多くのウサギを飼育している学校が対象外となるなど、事業の実効性に疑問が残っています。
区側は、獣医師を各校に配置し診察や指導を行っているものの、哺乳類の飼育数が減少しており、依頼件数も減少傾向にあると説明しました。
今後は実態に即した事業の在り方を検討する方針ですが、現状の取組は極めて不十分であり、事業の形骸化が懸念される中、より多くの学校で適切な動物飼育が実現できるよう、実効性ある支援体制の構築と抜本的な見直しを求めました。
9. 「動物飼育支援活動モデル事業について」形だけの支援?学校動物飼育事業の実効性と課題について【令和7年予算特別委員会】