Action-2
2025.05.18
*全文を掲載しておりますが、最後の《まとめ》をご覧いただくことで、内容を簡潔にご理解いただけます。
<質問全文>
最後に、福祉職の魅力向上について質問いたします。
まず、こちらの写真を御覧ください。これは何の写真に見えますでしょうか。一見モデル撮影のような、クールでスタイリッシュな写真に見えます。
こちらは実はKAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)というプロジェクトで、世田谷区内で実際に介護職に従事する人々のポートレートとなります。このプロジェクトは、超高齢化社会を迎える日本において、2040年に57万人の介護職が不足すると言われている中、介護の可能性をクリエイティブな方法で広げ、介護職、福祉職をライフクリエーターと呼び、介護職に対するネガティブなイメージをポジティブに転換する画期的な取組として展開されています。
しかし、この意義あるプロジェクトの認知度は、まだ十分ではありません。介護の仕事の魅力や価値をより多くの区民に伝えるためには、さらなる周知啓発が必要です。
そこで伺います。KAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)プロジェクトの成果について区としてどのように評価しているか、また、取組の認知度を高めるため、どのような施策をお考えでしょうか。
さらに、福祉の現場は介護に限らず、障害者支援や児童福祉など多岐にわたり、多くの専門職が活躍しています。これらの現場で働く専門職の姿を発信することは、福祉人材の確保や若い世代への魅力発信にとって重要です。
そこで伺います。高齢者施設に限らず、障害者施設や子ども関係施設で働く人々も対象に、例えば福祉職プライドのような、福祉職に従事する人の魅力を向上させる取組を実施する可能性について、また、福祉の各分野の横断的な取組や若い世代への福祉職の魅力発信、雇用促進に向けた具体的な構想があればお聞かせください。
以上で壇上からの質問を終わります。
→《区の答弁》
◎田中 保健福祉政策部長
次に、福祉職の魅力向上についてです。
介護職の仕事の魅力を訴えるKAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)のようなデザイン性の高い写真を用いた福祉事業のPRを、障害分野や子ども分野まで対象を広げることで、それを見た方に、多岐にわたり福祉の仕事への興味を引くことが期待できます。
また、職員自身の仕事に対するやりがいを再確認し、魅力を発信することで、就労や定着支援に有効であると考えております。
令和3年度より、経済産業部において、マガジンハウス社とタイアップし、「きみも福祉の仕事してみない?」という、これまでの福祉の仕事の紹介とは違う切り口で編集した冊子を発行しており、福祉の仕事や福祉にまつわる様々な出来事の掲載を行っています。
今後、就労や介護、障害、子ども関係の部署と連携し、様々な手法を用いて福祉の仕事の魅力発信を行い、区内の福祉関連事業所への就労につながる施策について、実施の可能性を前向きに検討してまいります。
私からは以上です。
◎山戸 高齢福祉部長 私からは、KAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)について御答弁いたします。
KAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)は、介護職の魅力発信を目的に、日本各地の介護サービス事業所で働く方々をポートレート撮影し、パネル化したものがプロジェクトの一つとなっております。
御紹介いただきました世田谷区内介護サービス事業者で働いている方々のパネルにつきましては、これまで、せたがや福祉区民学会や福祉PRイベント、せたがや福祉のしごとにおける入門講座や相談面接会などの場に展示をし、魅力発信に活用しております。
また、東京都では、介護の日を含む11月を福祉人材集中PR月間とし、福祉・介護分野のイメージアップ、魅力発信を目的とし、KAⅰGO PRⅰDE(介護プライド)のプロジェクトのクリエーターが作成した動画活用により、東京都福祉人材情報バンクシステムふくむすびにつなぐ取組を実施しております。
区におきましても都と協力し、今月上旬に世田谷区役所東棟1階においてポスターなどの掲示を行ったところです。引き続き介護の仕事に対する魅力の発信、人材確保につなげられるよう取組を進めてまいります。
以上です。
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《まとめ》
福祉職の魅力向上に向けた取組について
一見、ファッション誌のようなスタイリッシュな写真。実はこれ、世田谷区内で介護の現場で働く方々を撮影した「KAiGO PRiDE」プロジェクトです。
2040年には全国で57万人の介護職が不足すると言われる中、介護職を「ライフクリエーター」と呼び、ネガティブなイメージをポジティブに転換する画期的な取組として高く評価されています。
しかし、まだ十分に知られていないため、さらなる周知が求められています。
この取組を踏まえ、今後は障害者支援や児童福祉などにも対象を広げ、「福祉職プライド」とも言える新たな発信を提案いたしました。
これに対し区は、介護職だけでなく、障害者支援や児童福祉といった他の福祉分野でも、同様に福祉職の魅力を発信していく考えを示しました。今後も就労支援や各部署と連携しながら、若い世代への情報発信に力を入れていく方針です。
区は、福祉の各分野で働く人々の姿を積極的に発信し、福祉職の魅力向上と人材確保に引き続き努めていきます。
若林りさ一般質問【世田谷区議会 令和6年11月第4回定例会】 • 1 / 4 JP ナビゲーションをスキップ 検索 作成 9+ アバターの画像 4.「福祉職の魅力向上について」介護プライドプロジェクトで福祉職のイメージを変える!未来へつなぐ魅力発信へ【令和6年11月第4回定例会】