日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2024.08.07

6.「婚活支援!今は記念撮影が出来ない?!オリジナル婚姻届の提案も」【令和6年予算特別委員会】

【令和6年3月第1回定例会 予算特別委員会】

6.「婚活支援について」【区民生活領域】(質問数3)

《質問》
次のテーマとして、婚活支援について伺います。
世田谷区では、婚活支援として昨年12月から、「せた婚」という新しい婚活イベントの取組が開催され、応募2週間で定員が埋まるなど人気のある企画でした。今の時代に需要があり、少子化対策にも一定の効果があると考えられますので、非常に良い取組だと思います。
一方で、今後の婚活支援に関連して、婚姻届を提出する際の記念撮影の取組について質問があります。現在、世田谷区では、婚姻届の提出時に区役所内での記念撮影ができない状況です。「撮影は、ご自身で外でお済ませください」と貼り紙がされており、これは非常に残念なことです。他の多くの自治体では、入籍するカップルが自撮りができるスタンドやカメラ、フォトスポット、背景ボードを設置するなどの取組が行われており、大変人気があります。
例えば渋谷区、北区、墨田区、立川市、宇都宮市、愛知県豊橋市、埼玉県入間市、大阪府吹田市など挙げ切れないほど様々な場所で実施がされています。現在のままですと、友人の例も挙げますが、婚姻届提出の際、写真を撮ろうとしたら怒られて、外で撮ってくださいと追い出されてしまうのが現状でございました。
これからちょうど新庁舎になることですから、心機一転ということで、婚姻届の提出のときだけでなく、出生届などのお祝い事や来庁記念のためにも利用できる写真撮影スペースやフォトボードの設置を検討していただけないでしょうか。例えば「せたがやハッピーボード」と題してみたり、汎用性の高い撮影エリアを設け、おもてなしの心のある明るい取組があるべきだと提案いたします。
渋谷区の例ですけれども、ガラス張りになっていて外から見える場所にフォトスポットがあり、自分自身で自撮りができるスタンドも配置されておりまして、外を通るときに歩行者の方も見ることができて、周囲にも明るくおめでたいムードが広がって伝わっています。
役所というのは、人生の節目に訪れる人も多く、良い思い出や雰囲気を作っていくことも必要だと考えます。今だと、本当に何もないという状態ですので、何か新しい取組を考えていただきたいと思います。
また、現在、庁舎内自体が写真撮影禁止とされているそうなので、どこで写真が撮れるかを明確にすることも必要です。世田谷区役所と記載されている入り口の場所や、5月からできる東1期棟の1階のエントランスに予定されている旧第一庁舎の階段にある大沢昌助氏原画の壁画を70%に縮小したレリーフがありますが、このように記念撮影に適した場所を推奨する案内を具体的に設置することは可能ですか、伺います。

→《区の答弁》住谷世田谷総合支所区民課長
戸籍の届出は、出生から死亡までの人の一生に非常に深い関わりがあり、また婚姻や子どもの出産など、節目となるライフイベントとともにあります。婚姻の届出をする日に記念の1枚を写真で残したいということはごく自然の気持ちで共感できますし、委員おっしゃるように、他の自治体は庁内に様々工夫を凝らし、撮影できる場所を設置している事例があることも存じております。
ご提案の庁舎内での記念撮影場所については、現在庁舎建設中ですので、今後新しい庁舎の建物やスペース等を使って、来庁した方が気軽に写真撮影ができ喜んでいただけるような場所や運用について、他の自治体の事例も参考にしながら、庁舎の担当所管とともに検討してまいります。

《質問&要望》
新庁舎では前向きに検討されると受け取りました。その際、若者目線でデザインや方法にもこだわっていただきたいと要望いたします。
婚姻届に関する取組について、もう1問質問がございます。
最近、自治体オリジナルの婚姻届が人気を博しており、特に品川区では、人気キャラクターのシナモンがデザインされた婚姻届がその地域での入籍を選ぶカップルに大変好評です。立川市でもプレミアム婚姻届といって1つ1,000円で販売されていますが、人気が殺到しているとニュースにもなっておりました。複写式になっており、婚姻届を書いたときの気持ちや筆跡をそのまま残せるそうです。また、このプレミアム婚姻届で提出した方は、近くの飲食店や事業者で特別サービスや特典が受けられるなど、新しい門出を町全体でお祝いする取組を行っているとのことです。
このようなオリジナル婚姻届は、単に入籍の記念を特別なものにするだけでなく、自治体の魅力をアピールし、若い世代の人口流出の阻止や地域経済の活性化にも寄与する可能性があります。世田谷区においても自治体オリジナルの婚姻届の作成や販売を検討してはいかがでしょうか、伺います。

→《区の答弁》志賀住民記録・戸籍課長
婚姻届につきましては、戸籍法等に基づく事項を届出書へ記載し、届け出なければならないと定められており、婚姻届書の様式についても、戸籍法及び戸籍法施行規則により、法定様式によらなければならないと定められております。こうした中で、改めて本年3月1日に戸籍法及び戸籍法施行規則等が改正施行され、婚姻届出書についても新様式が示されたところです。
この間、戸籍法改正前には、他の市区町村においても婚姻届書様式を工夫した届書を受け付けていたことは承知をしておりますが、今回の法改正により、届出書をスキャナーで読み込み、国のデータセンターへ送信する等の新たな処理の対応として、戸籍法施行規則に届出書の様式は、区市町村が複写機により複写することに適したものでなければならないとされました。
様式改正につきましては3月1日から施行され、従前の様式による各届書の用紙がある場合には、当分の間これを用いることができるとされましたが、引き続き、戸籍法等の改正を踏まえ、御提案の様式の工夫や販売等について、制度上の運用範囲を確認し検討してまいります。

《質問&要望》
新しい法改正など出たそうですし、ぜひスキャナーに対応するような業務の効率に支障のないデザインを検討していただけると嬉しいです。
自治体オリジナルの婚姻届はカップルにとっての記念だけでなく、地域振興という大きなメリットももたらすと思いますので、ぜひとも検討をお願いいたします。

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《まとめ》
現在、世田谷区の区役所内では婚姻届の提出時の記念撮影が禁止されておりますので、新庁舎建設に合わせて写真撮影ができる場所を設けていただきたいです。婚姻届や出生届の提出の際など、人生の節目を明るく彩ることができるような取り組みを期待します。

また、自治体オリジナルの婚姻届についても、「あったら使いたい!」という声があり、地域振興と絡めながら新しいクリエイティブな取り組みも前向きに考えていただきたいと思います。これは友人の声や女性の観点から作成した質問です。このような質問は過去になかったものでしたので、今後の展開が楽しみです。

  • 6. 婚活支援!今は記念撮影が出来ない?!オリジナル婚姻届の提案も【企画総務領域:令和6年3月世田谷区議会第1回定例会予算特別委員会】