日本維新の会 世田谷区議会議員 若林りさ
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議会質問

2024.08.05

1.「ペット防災避難訓練、もっと取り組め!避難訓練をしているのが区の中で1つだけ?!」【令和6年予算特別委員会】

【令和6年3月第1回定例会 予算特別委員会】

1.「ペット防災避難訓練について」【企画総務領域】(質問数2)

《質問》
はじめに、ペット防災避難訓練について伺いました。能登半島地震を受けて、ペット防災に関する課題が数多く明らかになりました。世田谷区においても災害時におけるペットの安全確保は非常に重要な問題です。防災というのは平時からの備えや訓練が必要であり、避難訓練においてもペット防災を取り組む上で、実際にペットを同行した訓練が必要であると考えますが、現状では、ペットを伴う防災訓練が山野小学校のみで行われている状況です。
この背景を踏まえ、今回の予算案にペット防災訓練の実施が盛り込まれているか、具体的な計画について伺いました。また、来年度に向けてペットを含めた防災訓練を実施するにあたり、区としてどのような見解を持っているのか伺いました。

→《区の答弁》藤川危機管理部副参事
避難所の開設・運営は避難する方々が協力して行うこととし、 「区が主催してのペットが関係する避難所運営訓練」は過去行っておらず、具体的な訓練計画は、現状、持ち合わせておりません。

《質問》
現在は特に計画がないということで大変残念な回答ですが、危機管理部副参事に新しく退職自衛官の方もいらっしゃったこともあり、被災地の動物の状況などご存じだと言うことでしたので、今後ぜひご経験された知見を生かしていただきたいと思います。
世田谷区では現在山野小学校だけとなりますが、コロナ前には桜木中学校でも行われていたと伺っており、すでにペット同行避難訓練に取り組んでいる避難所がある現状です。
そこで伺いますが、ペット同行避難訓練を取り組んでいるこれらの避難所が他避難所に対してペット同行避難の知見の提供や周知啓発、理解の場を計画し、実施を進めていくべきではないかと考えますが、区の見解を伺います。

→《区の答弁》藤川危機管理部副参事
山野小学校や桜木中学校の避難所運営委員会では、獣医師会等の協力を得て避難所運営訓練にあわせてペット同行避難の訓練を行った実績がございます。これらの避難所運営委員会には、いずれもペットにご関心の高い運営委員の方がいらっしゃたことから、ペット同行避難訓練が始まっていると伺っております。
ペット同行避難の訓練を他の避難所運営にも横展開していくためには、避難所運営委員会をはじめとした地域・地区の方々の理解や協力、獣医師等の専門家の支援等が必要です。
ご提案の趣旨を踏まえ、訓練を実施している運営委員会の取組みを先進事例として、防災塾や他の避難所運営委員会等で紹介することなどにより、ペット同行避難の理解を促進し、訓練につながるよう努めてまいります。

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《まとめ》
近年注目されているペット防災についてです。世田谷区内ではこれまで1、2箇所でしか行われていませんでしたが、今回の提案のとおり、ペット防災の避難訓練に関する知見を防災塾や避難所運営委員会でご紹介いただけるという前向きな答弁をいただきました!

これを機転として今後の横展開の広がりに期待します。引き続き進捗を伺って参りたいと思います。

*動画を見て頂ければわかると思いますが、こちらが質問する前に所管が先に答えてしまうという出来事がありました。真剣に質問に向き合い、時間をかけて作成している身としては、これは大変悲しい出来事でした。
しかし、トラブルに対して瞬時に対応できたことや、時間制限のある中で収めることができたことにはホッとしております。今後も負けずに頑張ってまいります。
こちらに載せている文章は、ちゃんと前後を整理して書いています。

  • 1.ペット防災避難訓練、もっと取り組め!避難訓練をしているのが区の中で1つだけ?!【企画総務領域:令和6年3月世田谷区議会予算特別委員会】