Action-2
2024.04.06
ギフテッド教育を含む多様な学びの重要性について質問しました。
私自身、MENSAと呼ばれるIQで区切ったグループの会員なのですが、メンバーの中にはギフテッドと呼ばれる特異な才能を持つ者がいて、そのようなお子さんを持つ親御さんが、日本の一般的な教育課程に苦しんできたという悩みを伺いました。特異な才能を持つ児童・生徒を支援し、彼らが社会で才能を伸ばし、貢献することは、日本の教育に多様性を取り入れる上で重要だと考えます。
今年度世田谷区がギフテッド教育の研究費として「特定分野に得意な才能のある児童生徒への支援の推進事業」のための予算300万円を計上したが不採択になったことに対して、区の見通しや対策が不十分だったことを指摘し、今後の対応について伺いました。
また、ギフテッド教育の新しい学校を作るという報道と実際の区の取り組みに矛盾があり、区長が目指す教育の実現についての疑問を投げかけました。
区民に正確な情報を伝えるため、報道の誤りについて区長自身が訂正する必要があり、区のウェブサイトなどで情報を提供する必要性を述べました。
《区の答弁として》
教育委員会は、特異な才能を持つ児童・生徒の支援に関する研究に応募しましたが、国からの不採択通知を受け、区単独事業としての実施を見送ることになりました。
ギフテッド教育に関する新聞報道に対しては、正確でない内容について訂正を求めましたが、報道側からの対応はないと認識しています。また、特異な才能を伸ばす教育に関しては、教育委員会は「ねいろ」という分教室での実践を踏まえ、学びの多様化学校本校の設置を検討しています。これにより、区立学校全体の教育の質の向上を図ります。
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予算に計上し、未使用の研究費に対しての具体的な不採択の原因と今後の対応については回答を得ることが出来ませんでした。
また、ギフテッド教育に関する間違った報道に関する訂正記事は当時は区のHPに記載されていたものの、現在は載っておらず確認することが出来ません。私は区民への正しい情報伝達を求めております。
また、分教室「ねいろ」は不登校特例校であり、芸術や科学などに特化した教育の実践はないと伺っておりますが、今後区が多様な学びに対して多方面からバックアップしていけることを期待します。
区長からの回答が得られませんでしたので再質問にて伺いました。
「3. 多様な学びの教育について」若林りさ一般質問【世田谷区議会 令和6年2月第1回定例会】